2034年へ紡ぐ白銀の記憶と未来——ソルトレイクが示す冬季五輪の新たな解と日本勢の足跡

2034年へ紡ぐ白銀の記憶と未来——ソルトレイクが示す冬季五輪の新たな解と日本勢の足跡

2034年へ紡ぐ白銀の記憶と未来——ソルトレイクが示す冬季五輪の新たな解と日本勢の足跡にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

巨大化しすぎた五輪ビジネスの構造改革は、今や待ったなしの課題だ。多くの都市が巨額の財政負担を恐れて招致から撤退する中、ユタ州ソルトレイクシティが示したプレゼンテーションは群を抜いていた。決定打となったのは、既存施設の驚異的な活用率である。

2002年大会で使われた会場の多くが、いまも一般市民や競技選手のトレーニング施設として完璧に維持されている。新設する施設を最小限に抑え、財政的なリスクを極限まで削ぎ落とす計画。この「持続可能なリアル」こそが、IOCを動かした最大の要因だったと言えるだろう。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。