華々しい活躍を続ける新木優子ですが、そのキャリアは決して順風満帆なエスカレーター式ではありませんでした。彼女が芸能界入りしたのは小学5年生のとき、原宿の竹下通りで受けたスカウトがきっかけです。しかし、デビュー直後からすぐにスターダムへ駆け上がったわけではありません。
中学生・高校生時代は、映画やドラマのオーディションを受けては落ち続けるという厳しい下積み時代を経験しています。周囲の同世代タレントが脚光を浴びるなか、彼女は「自分には才能がないのかもしれない」と苦悩した日々があったことを、のちの回顧インタビューで吐露しています。
大きな転機となったのが、大学進学時に定めた「あるタイムリミット」でした。
「大学を卒業する22歳までに芽が出なければ、芸能界をきっぱり辞めて普通に就職する」
この退路を断つ覚悟が、彼女の潜在能力を一気に開花させました。大学3年生を迎えた2014年に人気ファッション誌『non-no』の専属モデルを射止めると、翌2015年にはスター女優への登竜門とされる『ゼクシィ』の8代目CMガールに大抜擢。大学生活の後半に訪れたこのブレイクは、綿密な学業の履修計画と、タイムリミットを背負った強い執念が引き寄せた必然の結果でした。