このビルの魅力を語る上で外せないのが、内に抱くカオスなエネルギーだ。バー、スナック、あるいはクリエイターズスタジオやDJブースを備えた現代的なオルタナティブスペースまで、フロアごとに異なる顔を見せる。近年ではSNSを通じて「ネオ昭和」を体感したい20代の若者や、ディープな大阪体験を求める海外からの旅行者が入り混じる現象も起きている。
古びた階段を上る足音が、新しい文化の発信地としての足音へと変わりつつあるのだ。単なるディープスポットにとどまらない、新旧のカルチャーが衝突・融合する実験場としての側面が強まっている。