MAPPAの歴史は、2011年6月に日本アニメ界の重鎮プロデューサーである丸山正雄氏が立ち上げたことから幕を開けました。丸山氏はかつて名門スタジオ「マッドハウス」の創業メンバーとして数々の伝説的アニメを手掛けた人物です。
設立の直接的な動機となったのは、片渕須直監督の名作映画『この世界の片隅に』の制作基盤を確保することでした。商業的なリスクを恐れず、クリエイターが真に作りたい表現をとことん追求する――その強い情熱がスタジオ名の由来となった「MAPPA(Maruyama Animation Produce Project Association)」に刻み込まれています。
その後、現代表取締役社長の大塚学氏へと経営のバトンが引き継がれ、作家性を重んじる遺伝子を残しながらも、大規模かつスピード感のある事業展開へシフト。企画開発から製作出資まで主導権を握る独自モデルを構築し、短期間で世界トップクラスの制作会社へと急拡大を遂げました。