筒美京平の音楽的影響力は、昭和の時代だけに留まりません。1990年代以降も小沢健二との共作『強い気持ち・強い愛』や、NOKKOの『人魚』など、J-POPの金字塔を世に送り出しました。
没後にリリースされた豪華アーティスト参加の筒美京平トリビュートアルバムをはじめ、現在も数多くのトップミュージシャンがカバー企画やオマージュ作品を発表しています。2026年代半ばから続く世界的なシティポップブームにおいても、平山三紀の『真夏の出来事』や南沙織の『17才』、太田裕美のアルバム曲などにみられる洗練されたベースラインとコード進行が、海外のDJやZ世代のリスナーから絶賛を浴びています。時代が移り変わっても古びないエバーグリーンな構造美が、そこには息づいています。