報道機関のクリアなニュースアナウンスは理解できても、海外ドラマやSNS、現地のカフェで交わされる会話になると途端にお手上げになる。これもまた、よくある苦悩の一つだ。
書き言葉やフォーマルなスピーチで使われる英語と、若者やビジネス現場のブレイクタイムで飛び交うスラングや慣用句(イディオム)は、もはや別の言語と言っても過言ではない。「hit the nail on the head(的を射る)」や「under the weather(体調が悪い)」といった古典的なイディオムならまだしも、日々刻々と生まれる新しい口語表現や略語は、従来の学習教材には反映されにくい。情報が過多な現代だからこそ、どの層の英語をターゲットにするのかを見極めなければ、出口のない迷宮に迷い込むことになる。