古美術店「達磨堂」などの専門店販売情報や骨董市での実態調査によると、明治ランプの購入・売買においては古いガラス製品特有のトラブルや見落としが報告されています。
「写真では綺麗に見えたが、油壺の底に目立たないニュウ(極小のヒビ)が入っており、実際に灯油を入れたら漏れ出してしまった」「ホヤが割れていたため現代の汎用品を被せたら、全体のフォルムが台無しになった」といった愛好家の生の声は少なくありません。100年以上の年月を経た骨董品であるため、完全な無傷を求めるのではなく、経年のアジとして許容できる範囲を把握しておくことが重要です。
【プロの結論】購入・コレクションに向いている人と慎重になるべき人の判断基準
明治ランプを所有・活用するにあたり、自身がどの用途を求めているかを整理することが後悔を防ぐ鍵となります。
■ 購入・コレクションをおすすめできる人
- 手仕事によるガラスの歪みや気泡、真鍮のくすみを「歴史の風合い」として楽しめる人
- 電灯を消し、石油やパラフィンオイルを注いで本物の炎を灯す手間そのものを愛せる人
- 古民家カフェや和モダン住宅で、存在感のある主役級オブジェを探している人
■ 慎重に検討すべき・おすすめできない人
- 現代のLED照明のような利便性・手入れの簡便さ・高い光量を第一に求める人
- 小さな傷や金具のグラつき、ガラスの個体差を「不良品」と感じてしまう人
- 小さな子どもやペットが室内を走り回る環境で、転倒による火災・破損リスクを管理できない人