タチウオの歯はカミソリのように鋭く、針を外す際や締める際に手を触れると皮膚をスパッと深く切断してしまいます。そのため、刃物(ナイフ)の扱いに慣れていないビギナーには、頑丈なフィッシングバサミ(キッチンバサミ)を用いた締め方を推奨します。
安全かつ確実に行うための具体的なステップは以下の通りです。
ステップ1:フィッシュグリップで頭部後方を確実に固定する
タチウオの暴れを防ぐため、エラ蓋の後ろ側を大型のトング型フィッシュグリップで強く挟みます。足で踏みつけたり素手で押さえたりするのは怪我のリスクが高いため厳禁です。
ステップ2:エラ膜を切断し大動脈を断つ(エラ切り血抜き方法)
タチウオのエラ蓋を持ち上げ、エラの中にある赤いエラ葉と胴体の境界にある薄膜、および中骨の下を通る主動脈をハサミの先端でバチンと切断します。切断後すぐに赤い血がドクドクと噴き出してきます。
ステップ3:海水バケツに頭から浸けて血を抜く
血が出始めたら、海水を張ったバケツに頭を下にして投入します。心臓のポンプ作用が残っている間に数十秒〜1分ほど泳がせるように振ると、体内の血液が海水中に綺麗に抜けていきます。水温が高い時期は、バケツ内の水温上昇を防ぐため海水をこまめに入れ替えるのがポイントです。
ステップ4:手早く首を折る「首折り」の選択肢
ハサミを使わない別の手法として「首折り締め」があります。エラから指(グローブ着用必須)を入れ、頭を背中側へ強く反らせてポキッと骨を脱臼させる方法です。ただし、鋭い歯に指が接触するリスクが伴うため、安全性を最優先するならハサミ切断が圧倒的におすすめです。