就寝中、胸やお腹の上にずっしりと乗っかられ、息苦しさで目が覚めた経験を持つ飼い主は多いはずです。なぜ猫は、わざわざ人間が動かしやすい体の中央に乗ってくるのでしょうか。
胸やお腹の上を好む背景には、体温の温もりと「心音・呼吸のリズム」があります。成猫の体温は約38〜39度と人間よりやや高く、温かい熱源を好みます。さらに、胸元から伝わる規則正しい心臓の鼓動や呼吸の上下動は、母猫の体の上に重なって眠っていた幼少期の記憶を強く刺激します。
さらに見逃せないのが、「飼い主を独占したい」という甘えの心理です。体を密着させることで自分の匂いを擦り付け、愛情を独り占めしようとしています。少々重たく感じる場面でも、それは愛猫からのストレートな愛情表現そのものです。