2026年3月24日、シチリア島パレルモで行われたカタールW杯欧州予選プレーオフ準決勝。イタリア代表は格下と見られていた北マケドニア代表に0-1で敗戦し、世界に衝撃を与えました。
試合のスタッツを見れば、イタリアのシュート数は32本に対し、北マケドニアはわずか4本。ボール支配率も約65%を記録し、終始相手陣内に攻め込みながらもネットを揺らすことができませんでした。そして迎えた後半アディショナルタイム92分、相手の数少ないロングシュートがゴール右隅に突き刺さり、勝負は決しました。
敗因は単なる不運ではなく、予選グループステージでの伏線がありました。スイス戦で名手ジョルジーニョが2試合連続でPKを失敗するなど、本大会ストレートインの切符を自ら手放していた精神的焦燥が、パレルモでの硬直を生んだのです。圧倒的に攻めながら決定打を欠くという、近年のイタリアが抱える構造的な弱点が最悪の形で露呈した一戦でした。