インターネット上の断片的な情報によって、訪問者が陥りがちな誤解がいくつか存在します。現地で後悔しないために、以下の事実を正確に押さえておく必要があります。
第1の誤解は、「熱海銀座おさかな食堂はランチ予約ができる」という誤認です。昼のランチタイムに関しては、事前の席予約は一切受け付けておらず、当日の店頭整理券発券機による順番待ちのみとなります。一部の予約ポータルサイトを見て予約可能と勘違いし、手ぶらで昼時に訪れて途方に暮れる旅行者が後を絶ちません。ただし、17時以降のディナータイム(夜の部)は事前電話やWEBからの予約が可能です。並ぶことを完全に避けたい場合は、夕食枠を狙って旅程を組むのが極めて合理的な裏技となります。
第2の誤解は、「整理券の呼び出し通知が来たらすぐ食べられる」という思い込みです。システムから通知が届いて店頭へ戻っても、そこから席への案内や注文、料理のサーブまでに15〜20分前後のタイムラグが発生します。電車の時間ギリギリに設定して行動すると、乗り遅れのリスクが生じるため、退店までを含めて最低1時間の余裕を持ったスケジュール設定が不可欠です。
第3に、「本店に行かなければ名物を食べられない」という固定観念です。混雑があまりにも酷い場合、近隣のテイクアウト窓口で海鮮丼や串ものを購入し、海辺のベンチで味わう選択肢を考慮に入れておくべきです。天候さえ良ければ、熱海の潮風を感じながら食べる海鮮もまた格別の旅情を演出してくれます。