ハリーの数々の栄光を支え続けたファイアボルトですが、その最期はあまりにも唐突でドラマチックなものでした。第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝』の序盤、ダーズリー家から安全な隠れ家へと脱出する「7人のポッター作戦」において悲劇が訪れます。
ハグリッドが操縦する空飛ぶサイドカー付き大型バイクに乗り込み、上空で死喰い人(デス・イーター)部隊の奇襲を受けたハリー。激しい空中戦の最中、死喰い人が放った呪文の直撃を受け、サイドカーに積まれていたトランクとともにファイアボルトは夜空の闇の底へと落下・破壊されてしまいました。
愛梟ヘドウィグの死と時を同じくして失われたファイアボルトの喪失は、ハリーが幼少期から慣れ親しんだ「ホグワーツの日常」や「クィディッチの少年時代」との完全な決別を象徴する象徴的なシーンとなりました。