厄年に足を踏み入れた際、直面するのが「やってはいけないこと」への疑問だ。古くから伝えられるNG行動の筆頭は、家屋の新築や引っ越し、転職、起業、そして結婚といった「人生の重大な決断や環境の大変動」である。環境を劇的に変えるエネルギーが、体調のゆらぎや想定外のトラブルを引き寄せるリスクを高めると考えられてきたからだ。
しかし、現代社会においてすべての変化を3年間も止めることは現実的ではない。有識者や神社関係者のアドバイスは一貫している。抑えるべきは「暴飲暴食」「過度な無茶」「自己判断による無理なスケジュール」だ。前厄・本厄・後厄の3年間は、何かを無理に推し進める「動」の姿勢ではなく、足元を固めて自己投資や体調管理に充てる「静」の姿勢を意識するのが運気を下げない鉄則とされる。