今回の事態は、キー局であるTBSラジオ一社の問題にとどまらない。キー局が制作するネット番組は、JRN(ジャパン・ラジオ・ネットワーク)を通じて全国の地方系列局へ同時生放送されているからだ。
東京で発生したCMの差し替えやスポンサー降板の波紋は、そのまま全国のJRN加盟局の放送枠や収益構造にも影響を及ぼす。日本民間放送連盟の加盟各局にとっても、民放ラジオ全体の信頼性維持と広告収入の確保は最優先課題だ。キー局のトラブルが地方局のローカルCM枠やネットセールス枠にどう波及するのか。ネットワーク全体でCM運用の透明性を高め、予期せぬCM差し替え時における代替コンテンツの品質向上を図ることが急務となっている。