全英女子オープン優勝という歴史的快挙を果たした2019年、彼女の獲得賞金は国内ツアーだけでも1億5000万円を超え、まさにシンデレラストーリーを体現した。しかし、戦場を米LPGAツアーへ全面的に移してからは、賞金獲得のハードルは劇的に跳ね上がっている。世界屈指の層の厚さと、毎週異なる芝質・気候への適応が求められるからだ。
米ツアーの賞金総額自体は年々増額傾向にあり、メジャー大会では優勝賞金がミリオンダラー(数億円)に上るケースも珍しくない。渋野日向子も予選通過を重ねて上位に食い込む大会では一気にあっという間の高額賞金を手にしている。しかし、遠征費やコーチ代、キャディ費などの経費も莫大であり、純粋な賞金だけでは波が大きいのがグローバルツアーの厳しさだ。