かつて禁酒法時代にニューヨークで生まれた「スピークイージー(隠れ家バー)」のスタイルが、恵比寿の夜を密かに変革している。一見すると何の変哲もない理髪店や本屋の重厚な扉を開けると、そこには洗練されたミクソロジーカクテルの世界が広がっている。
カウンター越しに振られるシェイカーの音と、薄暗い間接照明。ニューヨークのノリータ地区やウエストヴィレッジにある大人の秘密基地を思わせるこれらのバーでは、日本のウイスキーや和素材を使ったオリジナルカクテルが提供されている。「知る人ぞ知る」特別な体験を求める感度の高い大人たちにとって、こうした秘密の空間は日常の喧騒から逃れる極上のリラクゼーション場となっている。