ハイエースの特別仕様車「スーパーGL ダークプライムII」をはじめとする人気モデルでは、電動パワースライドドアを選択するとサイドガラスが自動的に一枚ものの固定ガラスになります。これはメーカー側が「スライド窓を開けた状態でパワースライドドアを作動させた際の巻き込み・挟み込み事故リスク」を回避するための設計的配慮です。
しかし、実際の車中泊シーンやキャンプユースにおいては、エンジンを停止した状態で車内の空気を循環させたいというニーズが圧倒的です。固定ガラスでは換気扇や網戸の取り付けが極めて困難であるため、パワースライドドア装着車にあえて手動開閉式の純正小窓付きガラスを移植するカスタムが定番化しています。
スライドドアのフレーム開口部そのものは、固定ガラス仕様も小窓付き仕様も共通の寸法で作られています。そのため、既存の固定ガラスを専用のワイヤーカッター等で接着面から切り離せば、同一型式(標準ボディ/ワイドボディ、4型〜7型・8型等)の小窓付きガラスを物理的にそのまま装着することが可能です。