北陸新幹線との接続駅となった敦賀駅での乗り継ぎ運用が定着した現在、車内混雑や手荷物の取り回しに関する乗客の行動様式には大きな変化が見られます。SNSや旅行コミュニティ、現場での取材調査に寄せられた利用者の実感を検証すると、特定の設備に対する需要集中が浮き彫りになります。
「敦賀駅での新幹線・在来線特急の乗り換え時間は約8分程度。キャリーケースを持ってデッキ付近を行き来するのは想像以上に慌ただしい」(出張で利用する40代男性)
こうした声が示す通り、683系 荷物置き場の確保は極めて深刻な課題です。683系ではリニューアル工事に伴い、客室端部に大型スーツケースを置ける専用ラゲッジスペースが順次増設されました。しかし、インバウンド観光客や長期滞在者の利用が重なるハイシーズンには、荷物置き場が早期に埋まる事態が頻発しています。荷物棚に持ち上げられない重量荷物を持つ旅行者は、最後列座席の背後スペースを確保するか、荷物置き場に最も近い出入口付近の座席を指定するのが鉄則です。
また、特急サンダーバード 混雑状況は金曜夕方の下り(大阪発)や日曜午後の上り(敦賀発)、連休初日・最終日に著しいピークを迎えます。敦賀駅での新幹線「つるぎ」「はくたか」からの乗り継ぎ客が一気に流入するため、直前予約では希望の座席(窓側や電源席)を押さえることが極めて困難になります。