大谷選手の経済構造における最大の特異点は、「本業である球団年俸よりも、広告・スポンサー副収入の方が圧倒的に大きい」という点にあります。
ドジャースと結んだ10年7億ドルの契約のうち、大谷選手自身の意向により年額6800万ドルが契約終了後の後払い(ディファード)に設定されています。そのため、現役期間中にドジャースから毎年支払われる額面年俸はわずか200万ドル(約3億円)にとどまります。これに対し、米経済誌フォーブスや有力スポーツビジネスメディアが算出する大谷選手の年間スポンサー収入は推定6500万ドル〜7000万ドル(約98億〜1050億円)に達しています。
つまり、実質的な年間手取りベースで見れば、総収入の95%以上を副収入が占めている計算になります。サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手やリオネル・メッシ選手、バスケットボールのレブロン・ジェームズ選手らと並び、「世界で最もスポンサー収入を稼ぎ出すアスリート」の最上位に君臨しているのが大谷翔平という唯一無二の存在です。