ロケットニュース24の年間スケジュールにおいて、最大のトラフィックを生み出すのが12月下旬から1月上旬にかけて展開される福袋特集です。スターバックスやマクドナルドといった大手飲食チェーンから、家電量販店、アパレル、さらには秋葉原の怪しいジャンク福袋まで、ライター総出で手分けして購入し、中身を余すところなく公開します。
この特集が読者を惹きつける最大の要因は、「当たり」と「ハズレ(鬱袋)」を容赦なく仕分ける批評の厳しさにあります。一般的な情報番組やインフルエンサーによるタイアップ投稿では、企業への配慮からネガティブな要素が伏せられがちですが、ロケットニュース24では「完全に在庫処分」「去年より明らかに劣化している」といった辛口なコメントが平然と掲載されます。
読者は単にお得な福袋の情報を求めているだけでなく、記者が期待を裏切られて頭を抱える姿や、予想外の神アイテムを引き当てて歓喜するリアルなリアクションにカタルシスを感じています。膨大な労力と取材費を投下して作られるこの特集は、情報の即時性とエンタメ性を高度に融合させたWebメディアの代表的な成功例といえます。