SNSや動画コミュニティ上では「数手で簡単に取れる」というスーパープレイが拡散されがちですが、一般プレイヤーが実戦に挑む場合の現実は異なります。実際のプレイヤーデータと店舗の稼働状況を検証すると、設定ごとの損益分岐点が見えてきます。
特に難関とされるクレーンゲームの橋渡しにおけるぬいぐるみ設定では、箱物フィギュアと違って布製品特有の「摩擦抵抗」と「形状の変形」が発生します。バーに引っかかった際、箱のように滑らずに生地が突っ張るため、ただ引っ張るだけではびくともしません。現場で結果を出している上級者は、頭部の丸みを利用して横向きに回転させる「回し技」を用い、平均して6手〜9手前後(約600円〜1,000円)で形を作り、最終的に落とし口へ滑り込ませています。
また、UFOキャッチャーのぬいぐるみ末広がり設定では、バーの間隔が広くなっている手前側へいかに景品をスライドさせるかが鍵を握ります。奥側の狭いバーに頭が乗っている状態でアームを入れてもビクともしないため、胴体側を持ち上げて手前へズルズルと引き出す動きを反復する必要があります。現場での検証では、手前へ寄せる工程に3手、最後の押し込みに1〜2手を要し、合計1,200円以内が一般的なプレイヤーの適正獲得ラインとなります。