園田海未というキャラクターを不朽の存在へと昇華させた最大の功労者は、担当声優を務めた三森すずこです。ミュージカル舞台出身の三森が持ち込んだ圧倒的なダンススキル、正確無比なピッチ、そして指先一本にまで神経を行き届かせた所作は、弓道と日本舞踊の心得を持つ海未の設定と完全に合致していました。
当時のライブ映像や関係者インタビューを振り返ると、三森は「海未ならどう動くか、どう視線を投げるか」を常にミリ単位で突き詰めていたことが分かります。激しいフォーメーションダンスの最中であっても決して姿勢を崩さず、流れるような美しいフォームでパフォーマンスを完遂する姿は、まさに「2次元と3次元の完全融合」と評されました。
ライブ本番での「ラブアローシュート」のコールでは、数万人の観客が一斉に撃ち抜かれたリアクションを返す光景が名物となり、キャストとファンが一体となってキャラクターの解像度を引き上げる幸福な関係性が築かれていきました。