Q1:薯蕷饅頭と上用饅頭で、味や材料に違いはあるのですか?
A1:本質的な材料(山芋・米粉・餡)や味わいに違いはありません。歴史的に山芋(薯蕷)を使った饅頭が、お上への献上品として格上げされた際に「上用」の字が当てられたため、呼び名が分かれているに過ぎません。現在でも関西では「薯蕷」、関東では「上用」と表記される傾向があります。
Q2:自宅で上用饅頭を蒸すときの最大のコツは何ですか?
A2:最大のポイントは「蒸気の強さと水滴防止」です。蒸し器の蓋にしっかりと布巾を巻き、水滴が饅頭の表面に落ちないようにします。必ず湯気が勢いよく上がった強火の状態で入れ、短時間(約8〜10分)で一気に蒸し上げることで、ふっくらとした純白の美しい肌に仕上がります。
Q3:上用饅頭のこしあんとつぶあんはどちらが正式ですか?
A3:歴史的・伝統的には、山芋の繊細な舌触りと口どけを邪魔しない「皮去りこしあん(なめらかなこしあん)」が基本であり正式とされています。ただし現代では、小豆の風味を強調するために粒あんや白あん、季節の栗あん等を用いた上用饅頭も親しまれています。