ハードロックカフェ横浜は、1997年7月18日にクイーンズスクエア横浜の街開きと同時にグランドオープンしました。国内では東京・六本木店に続く屈指の歴史を誇り、みなとみらいエリアの発展とともに歩んできた伝説的な店舗です。しかし、2026年8月22日の営業をもって、約四半世紀の歴史に静かに終止符を打ちました。
国内運営を手がける株式会社WDIの発表資料および当時の商業施設運営関係者への取材によると、最大の理由は24年間に及ぶ「定期建物賃貸借契約の満了」です。しかし、契約満了のタイミングと重なった当時の社会情勢や外食産業を取り巻く構造変化が、契約更新を見送る決定的な引き金となりました。
当時、世界的な感染症拡大に伴い、インバウンド(訪日外国人観光客)の入国が実質ストップしたほか、周辺オフィスワーカーのリモートワーク移行や大規模イベントの中止が相次ぎました。客席数200席規模を誇る大型エンターテインメントレストランにとって、固定費の負担と客足の急減は極めて深刻な打撃となり、運営元の事業ポートフォリオ見直しと重なって苦渋の撤退判断が下されました。