愛知県立芸術大学の評判はやばい?難関の倍率や就職と進路の真相

愛知県立芸術大学の評判はやばい?難関の倍率や就職と進路の真相

愛知県立芸術大学の評判はやばい?難関の倍率や就職と進路の真相について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

芸術系大学への進学で最も保護者が不安を抱くのが「卒業後の食い扶持」、すなわち就職先と進路です。愛知県立芸術大学のキャリア実績は、一般的なイメージを覆す手堅さを見せています。

中京圏はトヨタ自動車をはじめとする世界的ものづくり産業の集積地です。そのため、美術学部デザイン専攻を中心に、自動車メーカーのカーデザイナー、大手ゲーム会社、広告代理店、映像制作会社へのUI/UXデザイナー採用が極めて活発です。純粋美術系(日本画・油画等)の学生も、教員免許を取得して国公立・私立の中学・高校美術教員に着任したり、学芸員資格を活かして美術館・文化財保護の職に就くルートが確立されています。

音楽学部においても、小中高校の音楽教員、音楽教室の講師、地方自治体の文化振興財団のほか、一般企業の総合職への就職など、堅実な進路選択が目立ちます。プロのオーケストラ団員やフリー奏者を目指す学生は、大学院への進学や海外留学を選択するケースが多く見られます。

経済面での魅力も見逃せません。私立の美術大学・音楽大学では初年度納入金が200万円を超え、4年間で800万〜1,000万円前後の学費が必要とされるのが一般的です。これに対し、愛知県立芸術大学は公立大学法人であるため、年間授業料は国公立基準の535,800円(入学金は愛知県内者・県外者で区分あり)に抑えられています。国の高等教育修学支援新制度に加え、独自の授業料減免制度や奨学金枠も用意されており、経済的負担を大幅に軽減しながらハイレベルな芸術教育を受けられる点は、極めて大きな強みです。

【プロの結論】愛知県立芸術大学が向いている人・慎重になるべき人の判断基準

長年、高等教育と進路選択の現場を観察してきた視点から、愛知県立芸術大学への進学において後悔しないための明確な基準を提示します。

【向いている人の条件】

  • 都会の喧騒から離れ、広大な作業スペースで大作や実験的な造形・演奏に没頭したい人
  • 私立美大・音大への巨額な学費負担を避け、経済的な自立を保ちながら芸術を学びたい家庭
  • 自動車デザインやゲーム・デジタルコンテンツ産業など、中部圏・関西圏・首都圏の有力企業へデザイナーとして挑戦したい人

【慎重になるべき人の条件】

  • 流行の発信地である東京のカルチャーシーンに毎日身を置き、在学中からギグワークやギャラリー営業を頻繁に行いたい人
  • 車や自転車等の移動手段を持たず、徒歩圏内に大規模な商業施設や繁華街がないと耐えられない人
  • 学科試験の勉強を極端に嫌い、共通テスト対策(5教科や主要科目)を完全に放棄したいと考えている人
阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。