大学選びにおいて最もシビアな基準となる「偏差値」と「就職力」のバランスにおいて、農工大工学部は群を抜く実績を誇ります。東京農工大学工学部偏差値は55.0〜60.0前後(河合塾データ基準)で推移しており、共通テスト得点率としては7割強から8割弱がボーダーラインとなります。東京工業大学(現・東京科学大学)や旧帝国大学の併願層、あるいは慶應義塾大学・早稲田大学の理工学部に匹敵する基礎学力を持った学生が集積しています。
そして、真の強みが発揮されるのが東京農工大学就職実績工学部のデータです。大学院修了生の就職率は毎年ほぼ100%に迫り、主な就職先には日立製作所、ソニー、三菱重工業、トヨタ自動車、キヤノン、NTTデータ、パナソニック、富士通といった日本を代表する巨大メーカー・インフラ企業がずらりと並びます。多くの企業において農工大は「専願推薦枠」が非常に豊富であり、私立理系のように激しい学内争奪戦に巻き込まれることなく、希望する大手研究開発職へ内定を獲得しやすい構造があります。
こうした実態を肌で体感するためには、夏から秋にかけて開催される小金井キャンパスオープンキャンパスへの参加が決定打となります。一般的な大学紹介にとどまらず、各研究室が高校生向けに研究内容を公開し、現役の学生が研究機器のデモンストレーションを行ってくれます。研究室の扉を開け、現場の院生に「教授の指導スタイルは厳しいか」「就職推薦はどのように決まるのか」といった踏み込んだ質問を直接ぶつけることができる貴重な機会です。