KAT-TUNは、2006年に「KAT-TUN」の頭文字を持つ6人で鮮烈なデビューを飾りましたが、その後相次ぐメンバーの脱退を経験しました。グループの歴史を語る上で避けて通れないのが、KAT-TUNの脱退メンバーたちが辿った対照的な軌跡です。
赤西仁(2010年脱退)に続き、2013年には田中聖が度重なるルール違反を理由に専属契約を解除され、2016年には田口淳之介が「30歳を機に自らの道を歩みたい」として脱退・退所しました。6人中3人が去るという過酷な再編のなかで、赤西の立ち位置は特殊な陰影を帯びています。
SNSや知恵袋、当時のネットコミュニティのリアルな声を検証すると、脱退当初はファンから「身勝手だ」「グループを捨てた」という猛烈な批判や失望の声が殺到していました。デビュー直後の活動休止や事後報告の結婚など、周囲を巻き込むスタンドプレーに対するアレルギー反応は非常に根強いものでした。しかし、退所から年月が経ち、彼が一切の言い訳をせず自力で音楽フェスや海外公演を成立させ、クオリティの高い楽曲をリリースし続ける姿を見せるにつれ、ファンの空気感は明確に変化していきました。
「文句を言われながらも、言った通りの結果を出した」「自分の力だけで生き残ったのは素直にリスペクトできる」という再評価が進み、現在ではかつての反発を乗り越え、ひとりの自立したアーティストとして幅広い支持を集めるに至っています。