低脂肪牛乳と乳飲料の違いは?安さの秘密と体に悪い噂の真相を徹底解剖

低脂肪牛乳と乳飲料の違いは?安さの秘密と体に悪い噂の真相を徹底解剖

低脂肪牛乳と乳飲料の違いは?安さの秘密と体に悪い噂の真相を徹底解剖とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

私たちが普段「牛乳」とひとくくりにして呼んでいる飲料は、厚生労働省が定める「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」および「飲用乳の表示に関する公正競争規約」によって、明確に6つの種類別名称に分類されています。その中でも購入時に混同しやすいのが低脂肪牛乳と乳飲料と加工乳の違いです。

最大の境界線は、原材料に「生乳(牛から搾ったままの乳)」以外の原料を加えてよいかどうか、という点にあります。

まず「生乳100パーセント公正競争規約」の定めにより、原材料が生乳のみでなければ商品名に単独で「牛乳」という表記を用いることはできません。この枠組みの中で、乳脂肪分だけを遠心分離によって0.5%以上1.5%以下に減らしたものが「低脂肪牛乳」です。水分を蒸発させたり余分なものを加えたりせず、乳脂肪だけを適度に抜いた生乳100%の製品を指します。

一方、「加工乳」は生乳や牛乳に、脱脂粉乳、バター、クリームといった「乳製品のみ」を加えて成分を調整したものです。乳脂肪分を濃くして濃厚なコクを出した「特濃タイプ」や、脱脂粉乳を加えてたんぱく質を維持しつつ低脂肪に仕上げた「低脂肪タイプ」が存在します。

そして最も規定の幅が広いのが「乳飲料」です。乳等省令の種類別名称基準において、乳飲料は「乳固形分(無脂乳固形分と乳脂肪分を合わせたもの)が3.0%以上」含まれていれば製造が認められます。生乳や乳製品だけでなく、ビタミン、鉄分、カルシウムといった栄養素はもちろん、コーヒー、果汁、さらには植物油脂や乳化剤といった乳製品以外の原材料を自由にブレンドできるのが特徴です。

種類別名称原材料の定義成分規格(脂質・固形分)価格帯と編集部の見解牛乳生乳100%のみ
(添加物・成分調整不可)無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分:3.0%以上240〜300円前後。
搾りたての自然な風味と栄養を最優先する人向け。成分調整牛乳生乳100%のみ
(脂肪分や水分を一部除去)無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分:規定なし220〜270円前後。
成分調整牛乳との違い比較では、味のバランス調整に長ける。低脂肪牛乳生乳100%のみ
(乳脂肪分のみを低減)無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分:0.5%以上1.5%以下200〜250円前後。
添加物なしで脂質とカロリーを抑えたい人に最適。加工乳生乳+脱脂粉乳、バター、クリーム等の乳製品無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分:規定なし180〜240円前後。
濃厚タイプや脱脂粉乳主体の低脂肪タイプに二分。乳飲料生乳・乳製品+ミネラル、ビタミン、植物油脂等乳固形分:3.0%以上
(無脂+脂肪の合計値)110〜160円前後。
圧倒的な安さか、鉄分・葉酸等の機能性特化型。
阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。