では、2026年の現地に居合わせた観客たちは、どのような体験をしたのでしょうか。SNSや現地調査を通じて集められた来場者の生の声には、緊迫感と感動の双方が刻まれています。
「開始30分前のゲリラ豪雨で服もシートも水浸しになり、正直今日はもう無理だと諦めかけた。でも雨が上がって10分遅れで最初の1発がドカンと上がった瞬間、会場中から地鳴りのような拍手が起きた」(30代会社員男性)
「楽しみにしていた300機のドローンショーが中止とアナウンスされた時は溜息が出たけれど、そのぶん花火の迫力が凄くて帳消しになった。安全を考えたら賢明な判断だったと思う」(20代女性グループ)
一方で、富双緑地会場ならではの課題も改めて浮き彫りになりました。打ち上げ場所が海に近い開けたエリアであるため、風雨の直撃を受けやすい点や、雨天後の芝生・土壌のコンディション悪化です。また、混雑と交通規制については、最寄りとなるJR富田駅や近鉄富田駅周辺、および臨港幹線道路に規制が敷かれ、終演後は改札入場規制が敷かれるなど大混雑が発生しました。
混雑を避けたいリピーターの間では、富双緑地から少し離れた対岸の埠頭エリアや、高台に位置する「垂坂公園・羽津山緑地」、霞ヶ浦緑地の北側プロムナードなどの穴場スポットから遠望するスタイルも定着しています。迫力を間近で体感できる有料観覧席と、落ち着いて夜景とともに鑑賞できる穴場スポットの住み分けが、今後さらに進むと見られます。