チケット販売時に比較的確保しやすい「1階後方列」について、実際の見やすさはどう評価されているのでしょうか。観劇ビギナーが最も不安に感じる四季劇場秋の1階後方の見やすさを徹底検証します。
1階席の構造において極めて重要な鍵を握るのが、客席の座席の段差・傾斜です。四季劇場[秋]の1階席は、前方の1列目から中通路前までは緩やかなスロープ状の傾斜となっており、中通路(おおむね8〜9列目後方)を境にして、後方列に向かって明確な1段ずつのステップ状の段差が設けられています。この段差の存在により、中通路以降の後方列では前の人の頭部による視界遮蔽が大幅に軽減される構造になっています。
実際の観劇者からも、「1階の15列目以降でもしっかりと段差があるため、前の人の頭が気にならず舞台のセンターがすっきりと見渡せた」「前方の緩傾斜エリアよりも、むしろ後方の段差エリアのほうがストレスなく視界が抜ける」というポジティブな評価が多数を占めています。
ただし、1階後方席で唯一留意すべきなのが「2階席のオーバーハング(せり出し)」による影響です。四季劇場[秋]では、2階席が1階の12〜13列目付近の頭上までせり出しています。1階席の18列目以降あたりから上空の視界に2階席の床下部分が入ってくるため、舞台上部の大型セットや吊り物演出、上層階のバルコニーを使った演出がある演目では、視界の上部が物理的に切り取られる感覚(圧迫感)を覚える場合があります。音響面に関しては綿密にスピーカー配置が計算されているためセリフの聞き取りにくさはありませんが、「空間の開放感」を重視する方は15列目以前を選択するのが賢明です。