日本国道最高地点碑から長野県側へ数百メートル進むと、切妻屋根のノスタルジックな建物が現れます。それが、全国的にも極めて珍しい「渋峠ホテル」です。
建物の真ん中に太い赤線で「群馬県」「長野県」と境界線が引かれており、テレビやSNSでも度々話題になるスポットです。館内の床や外壁にも明確な県境ラインがペイントされており、右足は長野県、左足は群馬県というユニークな記念撮影を楽しむ観光客が後を絶ちません。行政上も、建物の半分が長野県山ノ内町、もう半分が群馬県中之条町に属し、公的な管轄や納税も按分されているという全国有数の境界建築です。
そして、渋峠を訪れたドライバーやサイクリストが必ず手に入れるべきアイテムが、同ホテルで発行されている日本国道最高地点到達証明書です。
証明書はホテルのフロントで申し出るだけで、その場で当日日付を刻印して手渡されます。1通わずか100円という手軽さながら、旅の達成感を形に残せる確かな記念碑として、発売開始から現在に至るまで変わらぬ支持を集めています。