flumpoolと三浦春馬さんの縁は、バンドのメジャーデビュー曲『Over the rain 〜ひかりの橋〜』が三浦さん主演のドラマ『ブラッディ・マンデイ』(2008年)の主題歌に抜擢されたことから始まった。同じ事務所の仲間として、互いにエンターテインメントの第一線へ駆け上がる時期を並走してきた特別な間柄である。
2010年秋に公開された実写映画『君に届け』の主題歌オファーを受けた際、ボーカルの山村隆太は原作コミックを徹底的に読み込むだけでなく、主演として「風早翔太」という爽やかで真っ直ぐなキャラクターに命を吹き込む三浦さんの存在を強く意識したという。風早の持つ眩しさの裏にある繊細な葛藤や、ヒロイン・爽子に対するどこまでも純粋なリスペクト。三浦さんが体現するキャラクター像と、flumpoolが鳴らす誠実なバンドサウンドが見事に共鳴した瞬間だった。
音楽番組やライブ会場で顔を合わせるたび、三浦さんはこの楽曲への深い愛着を語り、flumpool側も三浦さんのストイックな芝居心に敬意を払い続けていた。作品の世界観を託し、託された二者の強固な信頼関係こそが、楽曲に嘘のない熱量を与えた最大の要因である。