1982年に『NAI・NAI 16』で鮮烈なデビューを飾り、たのきんトリオに続く80年代トップアイドルとして一世を風靡したシブがき隊。しかし、デビューからわずか6年後の1988年11月2日、彼らは「解散」ではなく「解隊」という言葉を選んでグループ活動に終止符を打ちました。
解隊の最大の真相は、20代を迎えた3人がそれぞれの将来を見据えた際、グループとしての表現に限界を感じ、個々の進むべき道が明確に分かれたことにあります。MCや情報番組の司会を志向した薬丸裕英、バラエティやマルチタレントとしての道を模索した布川敏和、そして演劇や映画の世界で本格的な表現を突き詰めたかった本木雅弘。お互いの個性とプロ意識が成熟したからこその前向きな決断でした。
当時は不仲説がメディアを騒がせたこともありましたが、解隊から年月が経った現在、3人の関係性は「戦友」と呼ぶにふさわしい敬意で結ばれています。薬丸が司会を務める番組やSNSで互いの近況に触れたり、節目で連絡を取り合うなど、大人になった元メンバー同士の成熟した絆がファンの胸を熱くさせています。