五反田のガード下近く、三角地帯の極小スペースに構える本店は、なぜ「立ち食いうどんの聖地」と崇められているのでしょうか。最大の要因は、ワンコイン前後という驚異的なコストパフォーマンスでありながら、本場・香川の名店を凌駕するクオリティを一杯に凝縮している点流にあります。
多くの立ち食い店が効率を重視して既製品の麺や濃縮つゆに頼る中、おにやんまは創業以来、職人技とスピードの融合を追求してきました。厨房の奥では絶えず製麺機が稼働し、打ち立て・茹でたての麺が冷水でキュッと締められます。さらに出汁は、香川県伊吹島産の厳選されたいりこ(煮干し)を贅沢に使い、雑味のない透き通った旨味を抽出。一口すすれば、豊かな海の香りと上品なカエシのキレが口いっぱいに広がります。
おにやんま五反田本店に行列ができる理由は、単なる話題性ではありません。注文から数十秒で提供される神業的なオペレーションと、最後の一滴まで飲み干したくなる妥協なき味作りの調和が、忙しい都会のビジネスパーソンや全国のうどん通を虜にし続けているのです。