インターネット上の掲示板やSNSを見渡すと、同院に対していくつか極端な先入観や誤解が見受けられます。受診をためらったり、受診後に「思っていたのと違う」と後悔したりしないために、代表的な2つの誤解を是正しておきます。
誤解①:「アスリート専門クリニックだから、一般の腰痛や肩こりで行くと場違い?」
クリニック名に「スポーツ」と冠されているため、本格的な部活動生や実業団選手しか受け入れないのではないかと躊躇する一般患者が少なくありません。しかし、現場の患者構成を見ると、変形性膝関節症に悩むシニア層や、デスクワークによる頸部痛を訴える会社員など、非アスリートの割合が過半数を占めています。スポーツ医療で培われた「筋肉と骨格の精密なアセスメント手法」を日常生活の痛みに応用しているため、一般患者こそ高度な恩恵を受けられる構造になっています。
誤解②:「Web予約を完了していれば、受付後すぐに診察室へ案内される?」
これはWeb予約システムを導入している医療機関全体に共通する心理的トラップです。同院の予約枠は、あくまで「その時間帯に診察を開始できるよう準備を進める目安枠」であり、電車の指定席のような完全時間確約ではありません。前の患者の処置内容や緊急搬送、エコーガイド下注射の所要時間によって、30分以上のズレ込みが発生することは日常的に起こり得ます。この仕組みを理解していないと、「予約したのに待たされた」という強い被害感情につながるため、受診後のスケジュールには十分なバッファを持たせることが肝要です。
【プロの結論】受診をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
医療コミュニケーションの観点から、患者側のニーズと同院の提供価値が合致しているかどうかを客観的に見極める必要があります。以下に該当するかどうかを自己診断した上で、受診の可否を決定してください。
- 迷わず受診をおすすめできる人:
- 部活動や競技スポーツを行っており、早期復帰と再発予防の指導を同時に受けたい人
- 他院で「湿布と痛み止め」を出されただけで改善せず、理学療法士による運動指導を受けたい人
- 精密な超音波エコー検査や専門医による正確な病態把握を求めている人
- 併設のフィットネスやアスリートラボを活用し、長期的な健康増進を図りたい人
- 他のクリニック受診も検討すべき(慎重になるべき)人:
- 仕事の合間などで「15分〜20分以内に受診と会計を全て済ませたい」と極端な時短を求める人
- リハビリや自己ストレッチなどの運動療法を行う気がなく、薬の処方だけを目的としている人
- 予約なしの飛び込み受診で、混雑による待ち時間を一切許容できない人