この熱狂はもはや日本国内だけに留まらない。世界的な映像配信プラットフォームNetflixが手掛けたガストロノミードキュメンタリーシリーズで特集されたことを契機に、パリやニューヨーク、シンガポールからプライベートジェットで駆けつけるフーディーが激増した。
映像の中で描かれたのは、単なるパティシエの日常ではない。土壌からこだわり抜いた契約農家との対話や、果実の熟度を見極めるための孤独な葛藤だった。世界中の視聴者がそのストイックな生き様に息を呑んだ。
さらに現在、世界最高峰の三つ星シェフたちとタッグを組んだ極秘の「グランメゾン・プロジェクト」が水面下で進行している。デザートというコース料理の終着点を再定義するこの試みは、国境を越えたガストロノミー界の勢力図すら塗り替えようとしている。