自動車のボディ構造の根幹を担うのが車の骨格フレーム構造です。キャビン(客室)を取り囲む柱(ピラー)には、前方から順に名称が割り振られています。
- Aピラー:フロントガラスの両脇を支えるフロントピラー。視界の確保と前面衝突・横転時の乗員保護を両立する高張力鋼板が多用されます。
- Bピラー:前席ドアと後席ドアの間にあるセンターピラー。側面衝突時のエネルギーを受け止め、キャビンの変形を防ぐ最重要骨格です。
- Cピラー(およびDピラー):後部座席横、または荷室後端を支えるリアピラー。ミニバンやステーションワゴンでは4本目のDピラーが存在します。
業界の査定基準(日本自動車査定協会:JAAI等)において、これらのAピラーBピラーやサイドシルインナー、クロスメンバー、ルームフロアといった骨格部位に損傷・修正・交換履歴があると、いわゆる「修復歴車(事故車)」として扱われます。外装のドアパネルやフロントフェンダーを交換しただけであれば修復歴にはなりませんが、衝撃が骨格内部まで波及していると、売却時の事故車減額部位として下取り査定額が20%〜40%以上も大幅に下落する原因となります。