チェーンストークス呼吸とは?原因や看取りの兆候・見分け方を徹底解説

チェーンストークス呼吸とは?原因や看取りの兆候・見分け方を徹底解説

チェーンストークス呼吸とは?原因や看取りの兆候・見分け方を徹底解説とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

臨床現場や介護の現場では、チェーンストークス呼吸の他にも様々な異常呼吸パターンが観察されます。それぞれ障害部位や緊急度が大きく異なるため、正確に見分けることが適切なケアの第一歩となります。

呼吸パターン名特徴的な波形・周期主な原因疾患・病態現場における判断・緊急度チェーンストークス呼吸無呼吸と漸増・漸減を規則的に繰り返す(45〜90秒周期)重症心不全、両側大脳半球障害、脳卒中、終末期(看取り)心機能・脳機能の重度低下。終末期では自然な経過を見守るケアへ移行。ビオー呼吸(Biot呼吸)不規則な深さ・速さの呼吸と、突然の中断(無呼吸)が交錯する延髄・橋の直接損傷、重症髄膜炎、脳圧亢進症【超緊急】脳幹の生命維持中枢が破綻寸前。即座の救命措置・挿管適応。クスマウル呼吸無呼吸を挟まず、極めて深く大きな呼吸が持続的に続く(大呼吸)糖尿病性ケトアシドーシス、尿毒症、重度代謝性アシドーシス【緊急】酸性に傾いた血液を代償しようとする反応。原疾患の急速な是正が必要。下顎呼吸・死戦期呼吸胸郭が動かず、顎をしゃくり上げるような途切れ途切れのあえぎ心停止直前・直後、終末期の最終段階(最期を迎える直前)心肺蘇生対象外の看取り期では数分〜数時間以内の看取りの準備を整える。

とりわけビオー呼吸との違いとして、チェーンストークス呼吸が「規則正しい滑らかな増減の波」を描くのに対し、ビオー呼吸は「深さもタイミングもバラバラで突如無呼吸になる」という乱脈な特徴を持ちます。また、下顎呼吸(死戦期呼吸)との違いは、胸郭の運動が伴っているかどうかです。下顎呼吸は肺への換気がほぼ成立しておらず、死の直前に現れる最終段階の動きです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。