株式会社フジテレビジョンが打ち出した「フジテレビ開局65周年記念事業」は、単なる歴史の振り返りには終わらなかった。未来を見据えた試金石として位置づけられたこの事業をきっかけに、同社のコンテンツ制作方針は大きく舵を切ることになる。
過去の成功体験に縛られていた伝統的なスタイルを捨て、グローバル市場やデジタルネイティブ層をターゲットにした攻めの企画が相次いで浮上した。伝統のDNAを継承しつつも、時代にあわせたアプローチの転換を余儀なくされたことが、結果として組織全体の意識を底上げする要因となっている。