「まさかここでファミコンの未開封品に出会えるとはね」
フランスから訪れたという男性は、嬉しそうに買い物カゴを見せてくれた。中には初代『ゼルダの伝説』や、懐かしいゲームボーイのソフトがぎっしりと詰まっている。欧米やアジア圏でのレトロゲーム人気は2026年現在も過熱する一方だ。かつて実家の押し入れに眠っていたようなソフトが、今や数万円、時には数十万円の価値を持つ。
店内奥のゲームコーナーは、平日の午前中から熱気に満ちている。ネットオークションやフリマアプリが主流の時代だからこそ、実際に目で見て、その場で手に入れられるリアル店舗の価値が跳ね上がっているのだ。状態の良い箱付きソフトが棚に並ぶと、瞬く間に海外バイヤーやコレクターの手へと渡っていく。