ボールがバットに接触した瞬間の打球初速は、今季すでに時速195キロ(121.2マイル)をオーバー。メジャーリーグの全打者の中でも異次元の領域へ突入している。特筆すべきは、詰まらされたかに見える内角高めの厳しく攻められたコースでさえ、圧倒的な手首の押し込みだけでスタンド中段まで運んでしまう強靭さだ。
打球角度も理想とされる28度から32度のレンジに驚異的な精度で収まっており、打ち上げた瞬間に一見フライに見えるような球でもグングンと伸びてフェンスを越えていく。現地スタットキャスト(Statcast)の解析担当者も「従来の人間工学モデルでは説明がつかないエネルギー伝達率だ」と舌を巻く。