メイク崩れとの戦いは、ファンデーションを塗る前段階で8割方勝負が決まります。鍵を握るのは徹底したインナードライ肌対策と、顔の部位に応じた適材適所のアイテム選定です。
朝のスキンケアでは、化粧水を重ね付けして角層を水分で満たした後、乳液やクリームで油分のシールドを形成します。ここで最も重要なのが「3分間の放置タイム」です。スキンケアを終えた直後、手のひらが肌に吸い付くようなペタペタした状態でメイクを始めてはいけません。スキンケアの油分が角層になじむのを待った後、清潔なティッシュで顔全体を優しく包み込み、表面に残った余分な油分を軽くオフします。このひと手間で、下地の密着強度が飛躍的に向上します。
続く下地選びでは、1本ですべてを済ませようとせず、性質の異なる下地を組み合わせるのが鉄則です。
毛穴カバー下地おすすめの運用法としては、シリコーンベースのポアプライマーを鼻周りや頬の毛穴ゾーンに「下から上へ」クルクルと毛穴を埋めるようにごく少量塗り込みます。毛穴は下を向いて開いているため、上から下へ撫でても奥まで均一に行き届きません。そして皮脂腺の多いTゾーンにはメイク崩れ防止下地を薄く叩き込み、乾燥しやすい頬周りには高保湿タイプの下地を広げるという「ゾーンセパレーション」を徹底してください。
そして仕上げに不可欠なのが、正確なフェイスパウダーの使い方です。大きなパフに粉をもみ込み、手の甲で余分な粉を払った後、崩れやすい小鼻や眉間にはパフを軽く折り曲げて垂直に押さえ込みます。対して乾燥しやすい頬は、毛足の長いフェイスブラシでふんわりとベールを纏わせる程度に留めます。全顔に一様に粉を叩きつけるのではなく、皮脂ゾーンはマットに密着させ、乾燥ゾーンは最小限に抑えるメリハリが崩壊を防ぎます。