なぜここまでクロスオーバーや本格四駆が女性に選ばれるのか。試乗検証とオーナーへの直接取材を通じて判明したのは、「視覚的な満足感」と「運転環境の快適性」の高度な融合だ。
第1に、アイポイント(着座位置)の高さがもたらす安心感がある。一般的なセダン型や背の低いコンパクトカーと比べ、タフトやハスラーは運転席からの視界が広く、遠くまで見通しやすい。ボンネットの前端が見えるスクエアな造形は、車両感覚が掴みやすく、狭い路地でのすれ違いや縦列駐車時のストレスを驚くほど軽減する。タフトの運転のしやすさについて取材した20代女性オーナーは、「車体の四隅がどこにあるか直感的にわかるため、運転技術に自信がなくても怖さが全くない」と語る。
第2に、かっこいい軽自動車の内装のおしゃれさの進化だ。インパネ周りは黒やダークグレーを基調に、アクセントカラーとしてチタン調シルバーやオレンジのベゼルを配置。過剰な装飾を削ぎ落としたインダストリアル(工業的)なデザインは、スマートフォンのガジェット類とも美しく調和する。泥や水滴を気にせず使える防汚ラゲッジや撥水ファブリックシートは、雨の日の通勤から週末のアクティビティまで、汚れに気兼ねなく付き合えるタフさを提供している。