一日分のビタミンは本当に効果的か?毎日飲む落とし穴と糖質の真相

一日分のビタミンは本当に効果的か?毎日飲む落とし穴と糖質の真相

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ネット検索で「1日分のビタミン 意味ない」というサジェストを目にして、購入をためらった経験がある読者も多いはずです。この懐疑論が広まった最大の要因は、飲用後数時間で現れる「蛍光イエローの尿」にあります。「せっかく摂ったビタミンがそのまま全部流れ出ているのだから、お金の無駄だ」という直感的な解釈が、一般層に急速に浸透しました。

この現象の主犯は、ビタミンB群の一種である「ビタミンB2(リボフラビン)」です。ビタミンB2はもともと黄色い色素を持つ化合物であり、水溶性ビタミンに分類されます。人間の体内には、一度に吸収・利用できる水溶性ビタミンの量に限界(体内プール容量)があり、飽和点を超えた余剰分は腎臓でろ過され、尿中に排泄されます。つまり、尿が黄色くなるのは「体がビタミンで満たされ、不要な余剰分が正常に排出された証拠」であり、体内で全く利用されなかったわけではありません。

実際に、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」の策定根拠を見ても、ビタミンCやビタミンB群は血中濃度がピークに達したのち数時間で代謝・排泄されることが明記されています。体内の抗酸化作用や補酵素としての働きは、血中濃度が高まっているまさにその瞬間に発揮されています。したがって、「尿に出てしまうから無意味」という解釈は生理学的に誤りであり、「一時的なブースト効果はあるが、体内に長期間貯蔵することはできない」というのが医学的な実態です。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。