ハリス世界株ファンド毎月決算型の罠?実績と評判から見えた真実

ハリス世界株ファンド毎月決算型の罠?実績と評判から見えた真実

ハリス世界株ファンド毎月決算型の罠?実績と評判から見えた真実についての最新情報を徹底解説します。

ハリス世界株ファンドの最大の特徴は、実質的な運用を米国シカゴの名門運用会社「ハリス・アソシエイツ(Harris Associates L.P.)」に委託している点です。同社はウォーレン・バフェット流の「徹底した企業リサーチに基づき、本源的価値に対して著しく割安な中大型株を厳選して長期保有する」ディープ・バリュー投資で世界的に知られています。

ファミリーファンド方式を採用し、「ALAMCO ハリス グローバル バリュー株マザーファンド」を通じて日本を除く世界各国の割安株に厳選投資を行っています。朝日ライフ アセットマネジメントが定期的に発信するレポートや市場混乱時(米国の通商・関税政策や金利乱高下時など)のハリス社からの臨時レターによると、市場のノイズに惑わされず、キャッシュフロー創出力の高い割安企業を愚直にホールドする姿勢が一貫して強調されています。

しかし、基準価額推移の現実は過酷です。過去数年間にわたる米国の巨大ハイテク企業(メガキャップ)主導の相場において、伝統的なバリュー株投資はグロース株主導の市場インデックス(MSCIコクサイやオルカンなど)に対してアンダーパフォームする期間が長期化しました。足元の基準価額は1万3,000円台後半の水準で推移していますが、過去の高値圏で購入した投資家にとっては、インフレを加味した実質ベースでの資産成長を実感しにくい展開が続いています。ハリス社の銘柄選定力そのものは一流であるものの、その果実が毎月の分配金流出によって相殺されてしまう構造が、本ファンドのジレンマと言えます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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