ネット上の旅行ブログや掲示板などで散見される誤解の一つに、「天文館通といづろ通は別々の商業圏であり、電車で移動しなければならない」というものがあります。前述の通り両電停間の距離は4分程度であり、電車を待つ時間があれば歩道屋根(アーケード)の下を歩いた方が早いケースが多々あります。
もう一つの盲点が、鹿児島市電の「乗り継ぎルール」に関する認識不足です。鹿児島中央駅からいづろ通へ向かう際、直通系統を待たずに途中の「高見馬場」で乗り換える場合、ICカード決済であれば指定時間内の乗り継ぎで自動的に運賃が通算処理されます。しかし、現金決済の場合は降車時に運転士へ申告して「のりつぎ券」を受け取らなければ二重払いになってしまいます。完全キャッシュレス化が進んだ現在でも、現金派の旅行者がうっかり再課金されてしまうトラブルが散見されるため注意が必要です。
また、「桜島フェリーに乗りたいがどの電停が最寄りか分からない」という声も多く聞かれます。公式の最寄り電停は「水族館口」と案内されることが多いものの、いづろ通から歴史ある「みなと大通り公園」を抜けてフェリー乗り場へ向かうルートは、景観が良く歩道も広いため、散策を兼ねた移動ルートとして旅慣れたユーザーの間では定番の選択肢となっています。