岡山が「晴れの国」と称される所以は、太陽の光を極限まで浴びて育つ果実のポテンシャルにある。なかでも初夏から秋にかけて登場する白桃パフェと、エメラルドグリーンに輝くマスカット・オブ・アレキサンドリアの存在感は別格だ。香りの女王と呼ばれるマスカットの気品ある芳香と、滴る果汁を持つ白桃の柔らかさがひとつの器で競演する瞬間は、まさに眼福というほかない。
生産者が手塩にかけて育てた特級品を、過度な加熱や余計な糖分で誤魔化すことなく、もっとも引き立つ温度とカット方法で提供する。一口ごとに果肉の繊維がほどけ、芳醇な香気で鼻腔が満たされる体験は、産地直結のロケーションだからこそなし得る特権といえる。