立命館大学トライアスロン部を志す読者が、後から後悔しないために把握しておくべき「見落としがちな構造的ポイント」が2点存在します。
第1の盲点は、「キャンパス間の移動問題」です。立命館大学にはBKCのほかに、京都の「衣笠キャンパス」と大阪の「大阪いばらきキャンパス(OIC)」があります。トライアスロン部の拠点はBKCであるため、文系学部が集まる衣笠やOICに所属する学生が入部する場合、早朝練習への参加やバイク機材の運搬において物理的な移動負荷が極めて高くなります。実際に他キャンパスから所属している部員も過去に存在しますが、相応の通学時間と自己管理能力が求められる点は事前に覚悟しておく必要があります。
第2の誤解は、「体育会特有の理不尽な上下関係」に対する懸念です。昭和・平成期の一部大学運動部に見られたような理不尽な雑用文化や過激な飲酒強要は、現在の立命館大学においてコンプライアンス遵守の観点から厳格に排除されています。3万4,600人規模の学生自治組織(学友会)の枠組みの中で、透明性の高い組織運営が求められており、学年を越えて意見を言い合えるフラットで風通しの良いカルチャーが醸成されています。
【プロの結論】向いている人・慎重になるべき人の判断基準
スポーツ社会学および組織心理学の観点から、立命館大学トライアスロン部への入部が人生の飛躍につながるタイプと、慎重な検討を要するタイプの境界線を提示します。
【向いている人の条件】
- 「大学4年間で、誰もが成し遂げていない圧倒的な挑戦や成功体験を作りたい」という高い成長意欲を持つ人
- 毎朝の起床や食事管理など、自己規律(セルフマネジメント)を主体的に楽しむ素養がある人
- 個人種目の積み重ねでありながら、チームの勝利(団体優勝)のために献身できる協調性を持つ人
- BKCに通う理工系・情報系・生命科学系・スポーツ健康科学部などの学生
【慎重に検討すべき人の条件】
- 早起きや規則正しい生活習慣の維持に強い苦痛を感じる人
- 衣笠やOICに所属し、通学だけで片道1時間半以上を要する遠隔通学の人(下宿への切り替え等の対策がない場合)
- アルバイトを最優先し、休日のレース遠征や合宿に時間を割くことが難しい人