ここ数年の天神・大名エリアにおける最大の変化は、土地の価値が歴史的とも言える水準まで上がったことだ。オフィスビルや複合施設の建て替えが相次ぐ中、コインパーキングや立体駐車場の運営コストも当然跳ね上がっている。大名周辺では、1時間あたりの駐車料金がかつての倍近くに設定されるケースも珍しくなくなった。
そうした相場の上昇にもかかわらず、利用ニーズは一向に衰えない。むしろ、天神中心部の道路規制や路面工事が続いた影響で、車で移動する層が大名側の大型駐車場に集中する現象が起きている。短時間利用の買い物客と、近隣店舗のオーナーや関係者による長時間滞在の需要が重なり、ピークタイムの稼働率は限界近くまで高まっているのが現状だ。