温泉浴衣の着方完全ガイド!右前の覚え方と帯・館内マナーの極意

温泉浴衣の着方完全ガイド!右前の覚え方と帯・館内マナーの極意

温泉浴衣の着方完全ガイド!右前の覚え方と帯・館内マナーの極意にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

夏祭りの浴衣と違い、旅館の浴衣には腰紐がなく、帯一本で着崩れを防がなければなりません。そこで重要になるのが、最初の「丈(身丈)の合わせ方」と「帯を締める位置」です。

温泉浴衣は丈をたくし上げて調整する「おはしょり」を作らず、裾をそのまま下ろして着用する「対丈(ついたけ)」で作られています。そのため、着用前のサイズ選びが仕上がりの8割を左右します。温泉浴衣の丈の合わせ方の基準は、男女ともに「くるぶしが見え隠れする高さ」です。裾が床について引きずってしまう場合はワンサイズ小さいものを仲居やフロントに頼み、逆にすねが露出するほど短い場合は大きめの浴衣へ交換を依頼するのが鉄則です。

丈を合わせたら、男女それぞれの体型と所作に合わせた帯の締め方に進みます。

項目男性の着こなし基準女性の着こなし基準編集部の見解・着崩れ防止策帯を締める位置腰骨の真上〜やや下(丹田のライン)みぞおちとウエストの中間(高めの位置)男性が上で結ぶと寸胴に見え、女性が低いと裾を踏んで転倒しやすい。帯の結び方貝の口、またはスマートな「片ばさみ」蝶結び(結び目を横や背中へ流す)結び目を正面の真ん中に置くのは幼く見えるため、左右どちらかへ少しずらすと粋になる。襟元の開き具合喉仏の下あたりでゆったりと合わせる鎖骨の窪みが隠れる程度に詰める女性は襟を合わせすぎず、首の後ろの「衣紋(えもん)」を指2本分抜くと清潔感が出る。裾の広がり基準足首が隠れる程度、やや直線的くるぶしが見える程度、やや先すぼまり歩幅が広いとすぐに前が割れるため、歩行時は普段の約70%の歩幅を意識する。

温泉浴衣の帯の結び方(男性)は、帯を2周巻きつけた後、結び目が平たく固く締まる「貝の口」が理想ですが、慣れない場合は固結びでも十分です。ポイントは「おへその下、骨盤に引っ掛けるように低く巻く」こと。これにより、重心が下がって男性特有のどっしりとした風格が生まれます。

一方、温泉浴衣の帯の結び方(女性)は、ウエストの最も細い部分よりわずかに上で締めます。蝶結びにした後、余った羽や垂れを帯の内側に挟み込むと、食事中に結び目が解ける心配がありません。結び目を真ん中から時計回りに回して右脇の前あたりに逃がすと、上品でこなれた印象を与えられます。

山田 真由
著者

山田 真由

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